
春ですね!!
まだ三月ですが、日差しが春めいて、
太陽の光に当たっているだけで、心地いい季節がやってきましたね!
これから暖かくなってくる春は、とても好きです!!
ところで、靴、磨いていますか?
最近は、合成皮革の靴が増えてきて、靴を磨かない方が、増えてきていますが、
靴が汚いと、実は、けっこうだらしない印象を与えます(*_*;。
特に気を付けた方がいいのは、就職活動中の学生さん、
それと、新社会人。
初対面で、だらしない印象を与えてしまいますよ!
「第一印象は、そのひとの、後々まで影響する 印象になる」
とよくいいますよね。
靴のせいで、後々まで、印象を悪くしないようにしましようね。
もともと靴屋の販売員だった私が、靴の簡単なお手入れ方法を、
書こうと思っています。
今回は、就活やフレッシャーズに多い、靴の素材、
ツルっとした皮素材、スムース革のお手入れ方法と、
合成皮革のお手入れ方法、
最後に、ハイシャイン磨きをさらっと程度ですが、書こうと思っています。
長くなりそうですので、2回に分けて書きます。
第1回は、スムース革です。
靴のお手入れ
靴の天然皮革には、本当は色々な種類があります。
スエードや、ヌバック、オイルレザー・・。
それぞれお手入れ方法が、異なります。
ですが今回は、就職活動生や、フレッシャーズが一番多く履く、
ツルっとした皮素材、スムース革のお手入れ方法を説明していこうと思います。
同じくツルっとした革でも、合成皮革とは、お手入れ方法が異なります。
スムース革
まずは、スムース革です。
革か、合成皮革か、見分ける方法というのも、あるのですが、
そこから書くと、長くなるので、今回は、お手入れ方法だけにしておきますね。
どうしても、革かどうかわからない場合は、買ったお店に聞いてみるといいと思います。
スムース革 お手入れ方法
では早速、お手入れ方法です。
①泥汚れ・砂埃りをブラシで落とします。
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上の写真のようなブラシを使って、靴底と靴の境目の泥汚れや
靴の甲に乗っている、砂埃を落とします。
上の写真のブラシは、私の知っている靴ブラシの中でも、かなり、
お手頃です。
ブラッシングによる靴の傷が気になる方は、
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上の写真の様な、馬毛のブラシを使わるといいと思います。
(最初のブラシは、豚毛です。)
これ、靴好きな方は、みなさん知ってる、
レッドウィングというブランドの 靴ブラシなのですが、
毛がとっても柔らかくて、個人的に気に入っていて、
私が使っている靴ブラシです。
とっても重宝しています。
レッドウィングと、木のところに刻印が入っているのも、
実は気に入っています。笑
ブランド物の割には、お手頃で、意外と手の届く価格です。
②靴クリーナーで汚れを落とします。
靴クリーナーを使う目的は、ブラシで落ちない汚れを落とすという目的と、
靴のお手入れに、前回塗った、靴墨を落とすという目的があります。
靴クリーナー、靴屋さんでよく見かけるのは、
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この2つだと思います。
この2つの違いは、上の商品は、スムース革のデリケートな革以外、だいたい使える
クリーナーで、下は、靴だけでなく、バックやコート、ソファなどにも使えるクリーナーです。
お店で見ると、下の靴以外でも使えるクリーナーの方が、100円くらい高い値段が
ついているのですが、上のリンク、お店で売っている価格より全然安いし、
二つの値段の差がほとんどありませんでした。
上の商品に興味を持たれた方は、リンクから注文した方が得かもしれません。
でも、私が個人的に好きな、靴クリーナーは、
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これです!!
上のふたつは、チューブ式になっていて、クリーム状なのですが、
これは、液体に近い、ローションタイプです。
この3タイプで、一番強力で、汚れが良く落ちます!!
ですが、デリケートな革素材には、使えません。
デリケートな革、といいますと、羊の革や、赤ちゃんの牛の革などのことです。
この革たちは、とても高いので、正直、そんな革の靴は持っていないので、
私はこれで十分です。
しかも、今流行りの、白いスニーカーなどのなかなか落ちない汚れも、
この3つの中で、一番落ちます!!
白いスニーカーの底回りの黒ずみとか、つま先汚れ、気になりませんか?
かなり綺麗になります。お勧めです!
それぞれ3つのクリーナーの使い方ですが、まず、靴を磨く用の布を
用意します。
厳密に言うと、靴磨き用の布というのも、あります。
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でも、そこまで本格的にならなくても、そこそこ靴は、綺麗になりますので、
靴屋で働いていた時は、
「要らなくなった、Tシャツで十分ですので、
使いやすいサイズにカットして、使ってください。」
と話していました。
まず、使いやすいサイズの布を用意して、それにクリーナーを少しずつとり、
布同士で伸ばしてから、靴に塗って、汚れを落としていきます。
靴に直接、クリーナーを付けてはだめです。シミの原因になります。
布も、ティッシュやタオルでは、だめです。
繊維が靴に、ついてしまいます。
踵から、つま先の方に向かって、クリーナーを付けてあげた方がいいです。
万が一、シミになったとしても、その方が目立ちにくいからです。
ですが、就活用などに多い、黒の靴は、ほとんどシミになりません。
安心して、磨いてください!
クリーナーの使える素材
この3つのクリーナーの使える素材は、
スムース革・スムースの合成皮革・靴の底回りなどです。
つかえない素材は、
スエード・ヌバック・ヌメ革(ルイ・ビトン・のバックの持ち手に使われている革)
布などの、染み込みそうな素材のものたちです。使うとしみになる可能性があります。
気をつけてください。
③靴墨を塗ります。
いよいよ、靴墨を塗ります。
靴墨ですが、3タイプ存在します。
液体タイプ
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蓋を外して、靴に押し付けて、靴墨を出して、塗ります。
仕上げ磨きもしなくても良い、とっても楽なタイプです。
ペーストタイプ
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瓶に入っていたり、チューブ式だったりします。
布に少し、靴墨を取って、クリーナー同様、踵の方から薄く塗っていきます。
少し時間をおいてから、綺麗な布で更に磨いて、ツヤを出します。
そして、缶に入っている、タイプ。
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缶タイプは、つま先などの、部分使い用です。
実は、靴墨は、ケースが違うだけではなく、用途・中身が全く違います。
一番手軽で、簡単にツヤが出るのが、液体タイプと言われています。
これは、磨かなくても、ツヤがでます。靴に直接塗るタイプなので、
布も必要ありません。
この液体タイプの使い道は、急いでいる時、
今すぐツヤを出したいときに重宝します。
あと、保存している時、乾きにくいので、ペーストタイプより、
保存がきくので、いいようです。
ただ、靴に優しいのは、ペーストタイプです。
栄養も入っていて、もともと靴に、塗らさっている、
靴墨との馴染みも良く、缶タイプの油性と
液体タイプの乳化性の両方の良いところを持っている、
良いとこ取りしたのが、ペーストタイプですので、
一番おすすめなのは、ペーストタイプです。
缶に入っているタイプは、部分使い用です。
次回に説明する予定の、ハイシャイン磨きに使ったりします。
靴、全体に塗ると、ひび割れの原因になりますので、
全体に塗るのはやめた方がいいと思います。
靴墨には、無色もあります。
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一般的に無色の方が、栄養が多く入っています。
化粧品の様にコラーゲンが入っていたりします。
特に色が剥げたりしていなくて、補色がいらない時など塗ると、いいです。
塗り方は、黒と同じです。
④防水スプレーで仕上げします。
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最後に防水スプレーで仕上げます。
防水スプレーには、水がら革を守るだけではなく、汚れも防いでくれる効果があります。
上の二つが、使いやすくておすすめです。
上のアメダスは、防水スプレーとしては、一般的で、使いやすく、お得ですが、
下のハイドロスプラッシュは、上のアメダスよりも、防水時間が長続きするとのことです。
防水スプレーは、靴だけではなく、ジャンパーや、傘などいろいろ使えますので、
一本あると、重宝しますよ。
使い方は、靴から20センチくらい離して、スプレーしてください。
一回でたくさんかけるよりも、回数を分けて何回も掛けてあげた方が
効果が高いそうです。
極力、外か、換気のいいところでかけるようにしてください。
そして注意してほしいのは、
防水スプレーは、靴用を使う様にしてくださいね。
衣類用なども、お手頃な価格で販売されていますが、入っている成分が
違うため、靴の塗装が剥げてしまったりします。
靴用以外のスプレーは、靴にかけないようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近の靴は、けっこう合成皮革のものが増えてきていて、
革素材の靴が、なかなか手頃には手に入らなくなっているようです。
ただ革は、合成皮革と違い、履いていると足にだんだんと馴染んてきたり、
お手入れをし続けることで、いい風合いになってきたりもします。
新品だと、合成皮革か革か、意外と分からない靴でも、
古くなってくると、差が現れてきたりします。
販売員をしている時は、本当にいい革靴の、大事にお手入れしている靴を
よく見かけました。
新品にはない、本当にいい輝きがでていました。
「人の性格は、靴に現れる」
とか、「靴を見れば、その人が分かる」
などと言ったりします。
意外と足元、見られていますよ。
是非、靴のお手入れ、してみてくださいね。
それでは、また。